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歯周病
歯周病のセルフチェック
- 朝起きたとき、口の中がネバネバする。
- ブラッシングの時に出血する。
- 口臭が気になる。
- 歯肉がむずがゆい、痛い。
- 歯肉が赤く腫れている。(健康な歯肉はピンク色で引き締まっている)
- かたい物が噛みにくい。
- 歯が長くなったような気がする
- 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間ができてきた。食べ物が挟まる。
上記の項目に3つ当てはまる | 初期の歯周病になっている可能性があります。 歯医者さんで予防するよう努めましょう。 |
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上記の項目に4~6つ当てはまる | 歯周病が進行している可能性があります。 |
上記の項目に7つ以上当てはまる | 歯周病の症状がかなり進んでいる可能性があります。 |
参考:日本臨床歯周病学会
歯周病とは
歯周病の原因となる菌により、歯肉が腫れたり、出血したり、歯を支える骨が溶けてしまう病気です。最終的には、歯が抜けてしまいます。 日本人が歯を失う最も大きな病気で、初期の状態では自覚症状がほとんどないため気づいていない方が多いだけで、実際には日本人の成人の80%が歯周病に罹っているといわれています。
歯周病治療の流れ
- 1. 初診
- まず患者様のお話を聞かせていただきます。症状、今までの治療経験、お悩みについてコーディネーターにお話しください。
- 2. 検査
- お口の中の状況を検査させていただきます。
- 1、歯周ポケット検査 歯茎の溝を測ることによる歯周病の進行度の検査 合わせて、歯茎からの出血や歯の揺れを検査します。
- 2、レントゲン撮影 歯を支えている骨の状態を確認するため撮影いたします。
- 3、口腔内写真 今の状態のお口の中の写真撮影をさせていただきます。
検査項目
- 3.歯磨き指導
- 歯周病は、普段の歯磨きによる治療の補助や予防も必要となります。担当の歯科衛生士が、歯ブラシの当て方を確認させていただき、個人に合った磨き方や、歯ブラシの種類や補助清掃器具のアドバイスをさせていただきます。
歯ブラシの状態がいいと、その後の歯周病の治癒の状態が良くなります。
- 4.スケーリング
- 歯茎の上に付着している歯石の除去。歯の表面に付着した歯石は歯ブラシでは取る事ができません。
超音波スケーラーなどの機械により除去していきます。
- 5. スケーリング・ルートプレーニング、パワースケーリング
- 中等度から重度の歯周病に罹っている方は、歯茎の溝の中にも歯石がついています。溝の中の歯石を取る行程です。
溝の中の歯石は長年の付着によりかなり固くなっているため場合により部分的な麻酔をしながら行う場合があります。
検査の結果、溝の深さが4ミリ以上ある方の場合必要になることがあります。
- 6. 歯周外科
- 重度歯周病に罹患している方は、外科的な処置が必要になります。歯石を取っても溝の深さが変わらない方を、歯周外科を行うことにより溝を浅くし歯ブラシをしやすいようにお口の中の環境を整えてあげます。また、再生療法と言って失われた骨を増やす手術も行う場合もあります。
初診時の検査をした際、溝が6ミリ以上あり出血が多い方は重度の歯周病のため歯周外科を受けていただいた方がいい方が多いです。
- 7. PMTC
- プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニングの訳で、機械により歯をツルツルに磨きます。また、歯の表面にリナメルというミネラルのパックやフッ素を塗布し、汚れの付きにくい丈夫な歯にしてあげます。
- 10.メインテナンス
- 治療が終われば、もう大丈夫というわけではありません。
ダイエットと同じように時間がたつと、また元に戻る、再発を起こす事がよくあります。一度治したら再発しないよう定期的にメインテナンスしていくことにより現状を長く維持させる必要があります。
1か月~半年程度の定期的な受診をお勧めいたします。歯周病は長年の蓄積により症状が表面化していきます。それを直すためには3か月から人によっては2年程度かかる方もいらっしゃいます。
長い期間通っていただいたのにまた悪くなってからですとまた長い通院期間が待っています。
そうならないようメインテナンスが必要です。